ストライダー卒業生インタビューVol.2 ダンスで世界を目指す廣瀬鼎君
ストライダーキッズへのメッセージは「努力!」
4歳からストライダーに乗り始めた鼎君は、並行して始めたダンスをストライダー卒業後にも打ち込み、現在はダンスで世界を目指す少年に成長しました。
そんな鼎君がストライダーキッズへ送る言葉は「努力」
ダンスで世界を目指す少年がストライダーから何を感じて成長したのか、お父さんとのインタビューを交えて深堀していきます。
横乗り系スポーツ大好きお父さんがムラサキスポーツで運命の出会い
鼎君がストライダーに出会ったのは4歳の時、きっかけは鼎君のお父さんが元々サーフィンやスノーボードが好きだったことから通っていた「ムラサキスポーツ」で流れていたストライダーのPVでした。当時幼稚園生だった鼎君に「何かやらせたい」と思っていたところ、そのPVを見たことで「これだ!」と閃いて一方的に始めたのがスタートでした。
ストライダーにすぐに夢中になり乗りこなすようになった鼎君
ストライダーのきっかけはお父さんだったものの、ストライダーを手にした鼎君はすぐに夢中になりました。幼稚園から帰るとすぐにストライダーで遊び出し、ただ走るだけでなくストライダーでジャンプに挑戦するなど色んな遊び方でストライダーに触れていきました。このあたりの遊び心は横乗りスポーツが大好きだったお父さんの影響もありそうです。
家族のつながりを強くしたストライダー
ストライダーに夢中になるなかで、次第に地域でのストライダー仲間が増えると同時にレースに挑戦するようになりました。各地で開催されるレースに毎回家族で行くことで、一緒にいる時間が増えました。
レースが始まった瞬間に気持ちが切り替わる
ストライダーカップは始まるまでは友達と一緒に遠足みたいで毎回楽しみだったけれど、スタートした瞬間に気持ちが切り替わり、一気に気合が入るとのことでした。勝敗がつくという意味においてはダンスと同じストライダーの「勝負の世界」。子供ながらに鼎君にとってはストライダーカップも「勝負の舞台」だったのかもしれません。
幼稚園生ながらたとえレースで負けても「次は頑張る」と言ったり、ストライダーを通じてたくましくなっていった。
鼎君のお父さんより
「ストライダーもうやめる!」その時お父さんはどうしたのか
レースに参加する中で家族ぐるみでストライダーに夢中になることで練習にも熱が入り、ほぼ毎日練習する日々が続いていました。そんなある日のレース前日に事件は起きました。
練習が思うようにいかず鼎君がついに「もうストライダーやめる!」と言い始めてしまいました。ほぼ毎週のようにレースに参加している鼎君一家では練習にも熱が入る毎日で、鼎君自身も勝ちたい気持ちはあるもののやはり練習ばかりではイヤになる時はあって当然です。
しかし、明日はレース当日。お父さんはどうしたのでしょうか。
「明日のレース終わったらストライダーやめよう」
普通だったら「ここまで練習したんだから頑張ろう」などとなだめるところあえて、「明日でやめよう」とあえて選択肢を鼎君に委ねることにしました。
やめるつもりがまさかの優勝!鼎君の心に何かが芽生える
家族で取り組んできたストライダー活動がもしかしたら終わるかもしれないレースですが、あれよあれよという間に決勝に進み、結果はまさかの優勝!
お父さんとしては前日の地獄から天国へ連れていかれたように家族全員で歓喜しました。幼いながらも「努力したことは結果につながる」という気持ちが鼎君に芽生えた瞬間でした。
ストライダーを通じて負けず嫌いになりました
鼎君
チャレンジすることの大切さを学んだ
一つのことを長く続けて諦めずに頑張る姿勢というものをストライダーから学んだ気がします。チャレンジすることの大切さを学びました。
鼎君お父さん
「楽しむこと」を忘れずに
毎日の練習にも付き合ってきたお父さんですが、大事にしていることは「楽しむことを忘れずに」ということでした。レースが始まる直前には絶対に「勝てよ、負けるなよ」ということは絶対に言わず、「思いっきり行っておいで」と送り出すことは毎回のこだわりとしてあったそうです。
鼎君のこれからの夢
ストライダーを卒業した現在はダンスに全てのエネルギーを注ぐ鼎君の将来の夢は「世界でダンスで有名になる」こと。
色んな人と知り合い、感動を分かち合うためにストライダー同様に毎日練習に励みダンスバトルに挑戦し続けています。
「頑張れば必ず結果はついてくる」
冒頭ストライダーキッズに向けて鼎君が送った「努力」というメッセージの裏側にはこの意味が込められていました。
毎日の練習でストライダーが嫌いになりそうな時も諦めずに続けた結果、優勝することができた鼎君の中には「努力」という言葉が経験の中に刻み込まれていたのかもしれません。
練習はもちろん辛くなる時がある。でも辛くなった時は自分の夢や「自分がどうなりたいのか」を考えれば立ち上がることができる。
鼎君
編集部あとがき
まだあどけなさの残る表情とは裏腹に、語る言葉の一つ一つにしっかりと重みを感じた、というのが率直な感想でした。12歳にしてすでに自分の目標を自ら定めてそこに向けて「何をすれば良いのか」という戦略まで構築している姿は大人でも学ぶべきところが非常に多く感動しました。
そしてその裏側にはある程度厳しくもしながらも「最後は楽しもう」という哲学を持ったお父さんの優しい眼差しがあったことも大いに影響していることでしょう。
夢中になれるものがない人はどうしたらいいかな、鼎君?
あまりにも鼎君がしっかりしているので思わず質問してしまいました。
すると鼎君は一呼吸置いてこう答えてくれました。
僕の友達で本を読むのが得意な子がいるんだけど、その子は自分の強みに気づいていないことが多かったりする。自分が気づいていないことにも目を向けると実は見つかることがあります。
鼎君