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「ストライダーカップ2023ワールドチャンピオンシップ」開催レポート

ストライダー公式レースの世界選手権「ストライダーカップ2023ワールドチャンピオンシップ」が、2023年5月27日(土)と28日(日)の二日間、万博記念公園のお祭り広場で開催されました。お天気にも恵まれ、多くのお客様にご来場いただきました。ありがとうございました。

海外からもたくさんのご家族が参加してくださいました。いい笑顔です!


今回はレースのサポートを通じて、直に選手と接する機会を持てました。

レディセットゴーのスタートの掛け声の後、なんらかの事情で走り出せなかった選手に「ちょっと走ってみる?」などと声を掛け、倒れていたハンドルをそっと立たせ、コースに促します。

戸惑っていた選手は 、その「ちょっとのキッカケ」で前へ進んでいきます。

最初はおそるおそる進んでいたが、いつのまにかスイスイと走っていた選手。

泣きだしそうだったが、進むにつれて沿道のパパに余裕の笑顔を向けていた選手。

スタートからずっと自分のペースで歌をうたいながら楽しそうに走る選手。

家族といっしょにコースを歩いていたが、途中からストライダーにまたがり再び走り出す選手。

じっくりゆっくり周りの声援を力にして、あの長いコースを自分の力で走り切る選手。

何本かのレースを経て「こどものちから」というものをまざまざと見せつけられました。

そして、一本のストライダーのレースは、子どもが成長する過程と似ていると思いました。

親の近くでスタートラインに立ち、そして坂を転がるように人生がスタートする。

時にはちょっとの手助けがあったり、周りの見守りがあったり、でこぼこ道もあったり、アクシデントもあったりするが、なんとか乗り超えて道を進んでいく。そして、最終コーナーからは自分の力でゴールへ向かっていく…。

そんなことを余韻に浸りながら思ったりしていました。実際に間近でレースを見ているとなんだか胸がきゅっとなる瞬間があるのはこのせいだったのかもしれません。

5/27(土)1日目

今にも駆けだしそうです。

チアリーディングのみんなも絶好調!レースを盛り上げていきます。
レース前、ピュアな瞳。

レース本番にむけて、気持ちを作っているんでしょうか。グッとハンドルを握り、気持ちを作っているように見えます。
スタート前に遠くをみつめる選手。その視線の先にはどんな光景が広がるのでしょうか。

スタート前ですがにっこり微笑む選手。
一変して、集中。その表情は真剣そのものです。
スタートゲートの選手をぎゅっと抱く手。その思いと2人だけの絆を感じます。
スタート!
選手たちは風のように駆け抜けます。

レース中、転んでしまう選手もいます。悔しさと痛みが入り混じる中、彼らは自分で立ち上がります。
そしてゴールへ。選手は長いコースをたったひとりで走り切りました。
待っている人がいるから、応援してくれる人がいるから、選手は頑張れるのかもしれません。
ゴールしてホッとしている選手とそれを笑顔で迎える家族。「選手」から、いつものあどけない「キミ」に戻るとき。
全力で挑んだからこその、この表情。よく頑張りました。
水とたわむれる子どもたち。ひとたびレースから離れるとこんなに無邪気です。

5/28(日)2日目

この日も元気なキッズの笑顔をたくさん見ることができました。
ストライダーに乗ればやはりキリリと引き締まります。
メッセージより。「さいご」のストライダーカップ。いままでありがとう。
こちらは「はじめて」のストライダーカップ。ようこそ!

隣の選手とは一期一会かもしれません。並んでいっしょに走る今が、かけがえのない時間だったのかもしれません。

子どもたちが レースオフィシャル、オフィシャルショップの店員など大会のスタッフを務めることも。みんな立派でした!

会場に来てくれたストライダー卒業生

そして今回は多くの「ストライダー卒業生」が集まってくれました。

初代ストライダーワールドチャンピオンシップ王者である岸 龍之介くんも自身のレースの合間に来場!27日(土)にスタートヒルでストライダーキッズへの応援メッセージをいただきました。
ストライダー創業者のライアンと再会です。
こちらもストライダー卒業生、千田 湧庵(チダ ユアン)くん。2011年、2才の時からストライダーカップに出場していました。
湧庵くんが2才だった頃から毎回ストライダーカップで被っていたヘルメットを、会場へ持ってきてくれました。それはストライダーカップの車検ステッカーで埋め尽くされていました。
中学生になった髙山 侑大くん(左)と渡辺 佑麻くん(右)には、スクール講師のアシスタントをしていただきました。
髙山 侑大くん 。
渡辺 佑麻くん。
海外の方に英語でインタビューしてくれたのは、石田 愛佳さん。
ストライダーは卒業したけど、わざわざ会場まで持ってきてくれたストライダー14x。
こちらもストライダーカップ連戦の証が車体を彩っていました。
田上  陽都(ハルト)くん。彼のお父さんはレース運営ボランティアの常連さん。今年中学生になり、ようやく今回からボランティアとして参加してくれました。子ども達と直接触れ合えるのも、ボランティアの醍醐味。楽しみながら参加してくれました!ありがとう!

成長したストライダー卒業生のみんなに再会できたことも、今回の嬉しい出来事のひとつでした。

今回のワールドチャンピオンシップでは、それぞれちがうみんながいっしょにワクワクしたり、よろこんだり、熱くなったり、悔しくなったり、同じ気持ちで応援したり…、そんなONEを感じる瞬間があったのではないでしょうか。

みんなそれぞれちがうけど

それはひとつだ

みんなそれぞれちがうけど

セカイもひとつだ

今秋のストライダーカップで
またみんなに会えるのを楽しみにしています。