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ストライダー卒業生インタビューVol.1 BMXでオリンピック金メダルを目指す岸龍之介君

ストライダー卒業生インタビューVol.1 BMXでオリンピック金メダルを目指す岸龍之介君

ストライダーキッズへのメッセージ「楽しむこと」

3歳からストライダーに乗り始めた龍之介君はストライダーカップで数々の優勝を果たしたレジェンドライダーの一人です。ストライダー卒業後は本格的にBMXに打ち込んでいます。全日本BMX選手権で数々の優勝を収め、海外での国際大会でも好成績を収めており、そして将来の夢は「オリンピックで金メダル」を獲ること。

そんな龍之介君からストライダーキッズへ送る言葉は「楽しむこと
夢中になることを続けることで、道は開けると龍之介君は語っています。
世界を目指す13才の少年はストライダーを通じて何を学び、どのように育ってきたのかインタビューを通じて深堀りしていきます。

アウトドアショップでストライダーと出会い試乗ですぐに乗りこなす

龍之介君とストライダーの出会いは3歳の時。近所の大型アウトドアショップでストライダーを見かけて試乗したところすぐに乗りこなしたことがきっかけでした。

ストライダーで遊びながら「勝つことの喜び」を知る

ストライダーの楽しさを知った龍之介君は友達と一緒に公園で遊ぶようになり、レースを通じて次第に「勝つことの喜び」を知るようになりました。

お父さんから見た「ストライダーを通じて感じた子供の変化」

体力がついたということはもちろんのこと、一番に挙げるのは「自分で考える力がついた」とのことでした。公園で楽しむレースでも「どうやったら勝てるのか」「どういうコース取りをしたら良いのか」というのを自分なりに考えていたというのが親から見た一番の変化だったそうです。

龍之介君に当時の思い出を聞いたところ、「スタートダッシュが得意だったので、レースでも強みを生かそうと思っていた」とのことでした。

一見すると子供の遊びのようにも見える場面でも、もしかしたら子供なりに戦略を組み立てる練習につながっていたのかもしれません。

ストライダーと並行しながら4歳でBMXを始める

行きつけのショップでBMXをおすすめされたことがきっかけでした。

遊びのストライダーでも「勝つことの喜び」を見出していた龍之介君にとってはBMXもストライダーと同様に楽しめる「遊び道具」の一つだったのかもしれません。現在もこちらのショップにサポートいただいているようです。

相談のできるショップを見つけることも子供の可能性を広げるチャンスかもしれません。是非ご近所でも探してみてください!

龍之介君行きつけのBMXショップ:ネモトワークス

BMXで学んだことをストライダーに応用

龍之介君がBMXを始めたことでストライダー界に革命が起きました。

それはBMXで使われる「プッシュ」というライディングテクニックをストライダーに取り入れたことでした。

BMXコースを速く走るためのテクニックですが、この走行でストライダーカップを走った龍之介君はみるみるうちに後続ライダーを引き離し、圧倒的なスピードでコースを駆け抜けていきました。

観客からは大きな歓声が沸き起こり、ストライダーカップの歴史に残る名シーンとして語り継がれています。記事最後の動画にもその時の模様があるので、ぜひご覧ください。

このようにジャンルの違うスポーツでも良いところを取り入れるという柔軟さこそがお父さん言うところの「自分で考える力」の延長線上にあり、そして龍之介君の強さの秘訣なのかもしれません。

世界の広さを知るきっかけとなった「ストライダーワールドカップ」

おそらく龍之介君の転機となったと思われるのが2011年アメリカサラソタで開催された「ストライダーワールドカップ」への出場。
ストライダーワールドカップとは年に一度アメリカで開催されるストライダーカップの世界大会で、龍之介君は日本代表として出場し、見事一位を獲得。

日本だけではない、言葉も文化も違うなかで世界には他にも友達がたくさんいるということが伝わったと思う

龍之介君のお父さん

ストライダーワールドカップについて語る龍之介君のお父さん
ストライダーワールドカップについて語る龍之介君のお父さん

当時5歳だった龍之介君にとって「世界の広さ」を感じると同時に「世界は手の届く場所」と感じることができた大きなきっかけとなったのかもしれません。

ストライダーが教えてくれたこと

勝つことの喜びを教えてくれたものだと思います。BMXでも負けてもまた勝とう、次があるというプラス思考ができるようになった

龍之介君

2012パシフィコ横浜にて

ストライダーは子供の行動力を増やしてくれる。子供には世界に向けてもっと視野を広げてほしい。自分から行動していくということをもっとできればもっと世界は広がっていく

龍之介君のお父さん

編集部あとがき

13歳にして世界を目指すという視座の高さは果たしてどのような教育をしたのかと興味がありました。幼いころから遊びの中にも自分なりに何かを考えて戦略を立てるという才能があったのかもしれないですが、そこを続けることで自ら道を切り開いていく龍之介君の姿に、たくましさすら感じました。

もともとは公園でレースを楽しむところから世界につながることになるとは当時のお父さんも予想してなかったのではないでしょうか。

もしかすると遊んでいるお子さんの中に、将来伸ばすべきヒントが眠っているのかもしれません。一度遊んでいるお子さんの姿を観察してみて「伸ばすべきところ」を見つけてみてはいかがでしょうか。

インタビュー動画もぜひご覧ください。